Mastodon個人インスタンス(Ariadna)1周年記事的な何か

この記事は……

連合型SNSのひとつMastodonの個人インスタンス(Ariadna)を,ブームにやや遅れつつ立ててからの1周年記事的な何か.1周年記事をちょくちょく見かけたので自分も書きたくなったというやつです.

そもそもの連合型SNSの思想についてはらりおさんのこれ(何とは言わない天然水飲みたさ「gnusocialやmastodonの哲学」)が秀逸なのでそちらを参照.

技術的な要素はもちろん基本的に書いた本人が後々「こんなことあったなー」と記憶の縁とするためのもの以外は何も含まれないので致命的に暇な人向けだよ.

誰?

私についてはこことかresearchmapとか見てね.

何で立てたの?

たぶん大方の人と同じくASCII.jpの記事(遠藤諭のプログラミング+日記 ― 第17回「Twitterのライバル? 実は,新しい「マストドン」(Mastodon)とは!」)あたりで存在を知って,とくに自分でサーバを立てて利用できるらしいというので興味を持った.Linuxサーバは大昔に触ったことがあるきりで何らかのリハビリをしたいと思っていたところだったのもあってまんまとVPSを借りて挑戦しましたね.とはいえ朽ち果てた太古の記憶を呼び覚ましながらだったので,不甲斐なくもviの操作法すらおぼろげで随分アワアワしてた気が……

最初はUbuntu環境でDocker使わず立てようとしたものの変なところで何回か詰まったので方針転換してCentOS7 + Dockerで立て直しました.Dockerでドッカーンすれば私のような非専門家でも立てられる実例としてご査証ください.

Mastodon Birthdayで辿ってみると5月17日が登録日(Twitterでは19日に告知してた).

しかしながら,Ruby on RailsもNode.jsも魚が自転車を乗りこなす程度にしか扱えない私にとっては本家のアップデートを追いかけていくのが関の山なので,自分でインスタンスを様々に改装できるという利点が活きてないのが憾まれる(というかちゃんと勉強しろ).

移住の理由とか

もともとTwitterの居心地があまりよくなかったので.

もう少し詳しく言うと,学術寄りの投稿は140文字に収めるのにストレスの度合いが高い(そもそもそういう利用を意図した設計になってないのでは)上,それらが頼んでもいないオススメや見たくもない広告にまみれて表示されるのは景観上も倫理上も好ましくない.

他方Mastodonの上限500文字は「考え」として単位をなす分量を書くのに融通がきく.文献の要約や研究メモ,簡単な翻訳にも足りる上,投稿単位で公開範囲を設定できるのもすこぶる具合がよい.

はじめこそ先のASCII.jpの記事にあったTwitterとの対比的な理解,すなわち

Twitterは,どこまでもだだっ広くて,なんの垣根もない草原のような感じだった。それに対して,Mastodonは,土地に根差して活動しやすくなっている。ちょうど,なんの制約もなく空を飛んでつぶやいているTweet(さえずる)と,集団をつくってはToot(吠える)の違いだろうか?
という感想を持っていたので

そろそろhttps://t.co/KmIfvKHLsHみたいなドメインで古典ギリシア語限定インスタンスが立つ可能性がある(ない)

— Niceratus Kiotensis (@ncrt035) 2017年6月16日
みたいなことを言ったりもしていた.

しかしここ最近ではむしろ,Twitterが大洋と見まがう生簀であるならMastodonの個人インスタンスは居心地のよい自室がそのまま限りない世界と交渉を持っていて,しかもそのありようを自分で管理できるという理解に変わってきている.

移住の進度

Twitterからの移住は,雑魚いので変なとこいじってたまに止まるなど不安定,そもそもTwitterでしか連絡取れない人間がいるなどの理由から遅々としたものだったけれど,Mastodonの機能が充実して快適度が高まるにつれこれも着実に進んでいて,ここ数ヶ月のアクティビティを振り返ると常駐先はほとんどMastodonの方になっている感じ.

おまけ

誰かこれ頼む(言いだしっぺの法則).

誰か『Mastodonとシュティルナー――個人インスタンス=唯一者(der Einzige)とその交通(Verkehr)――』みたいなタイトルで論文書いて

— Niceratus Kiotensis (@ncrt035) 2017年12月20日

2018/05/17


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